株主の皆様へ To stockholders

 平素は格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
 当社グループの平成29年3月期第3四半期累計期間(平成28年4月1日から平成28年12月31日まで)における経営の概況をここにご報告申し上げます。

 当第3四半期累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、国内では輸出や生産は持ち直しの動きが続いているものの、個人消費は伸び悩み、企業収益の改善に足踏みがみられるなど、景気は横ばい状態で推移いたしました。一方、中国、東南アジアをはじめとする海外経済は減速基調で推移いたしました。

 このような状況のもと、当社グループは、本年度よりスタートした中期経営計画「Vision19」(2016〜2019年度:4ヵ年計画)に基づき、更なる質の追求と社会・市場環境の変化に対応するため、「個人力の向上」と「総合力の発揮」を柱とする重点施策にグループ一体となって取り組んでおります。
 この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、以下の通りとなりました。

受注高 1,030億21百万円(前年同期比 6.7%減)
売上高   923億65百万円(前年同期比11.0%減)
営業利益    49億44百万円(前年同期比17.5%減)
経常利益    54億55百万円(前年同期比14.8%減)
親会社株主に帰属する四半期純利益    33億54百万円(前年同期比10.3%減)

 受注高につきましては、国内では堅調に推移しましたが、海外経済の減速や日系企業の投資減少の影響を受け、東南アジアにおける海外子会社で減少したことにより、前年同期より減少となりました。売上高につきましても、海外子会社の受注高が減少した影響が大きく、前年同期より減少となりました。この結果、工事採算の改善や経費の削減については成果があったものの、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益とも前年同期より減少となりました。

 以上の通り、当第3四半期累計期間における業績は厳しい結果となりましたが、これまで成果を出してきた重点施策への取組みを更に強化した成果が出始めており、工事採算については海外事業が厳しいなか改善を進め、売上総利益率は過去最高を更新し11.8%となりました。財務体質についても改善が進み、自己資本比率は第3四半期末としては初めて50%を上回る53.4%となりました。また、海外事業については厳しい市場環境が続いておりますが、将来の市場回復に備え、現場力の強化を軸に企業体質の強化に取り組んでおります。

 なお、通期の業績予想につきましては、当第3四半期終了時点における業績は概ね計画通りに進捗しており、平成28年7月29日に公表いたしました売上高1,400億円、営業利益81億円、経常利益85億円、親会社株主に帰属する当期純利益52億円を据え置いております。

 当社グループを取り巻く事業環境は厳しい状況が続くと予想されますが、中期経営計画「Vision19」に掲げた重点施策を推進し、今まで取り組んできた体質の改善や事業の質の向上を更に進め、将来に亘って選ばれ続ける質の高いエンジニアリング企業になるべく、グループ一体となって取り組んでまいります。

 株主の皆様方におかれましては、今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成29年1月
 取締役社長