ニュースリリース

国内初の自然エネルギー・トリプルハイブリッド発電システムを受注

  当社は、このたび学校法人 足利工業大学より「都市近郊型 自然エネルギー・トリプルハイブリッド発電システム」を受注しました。これは当社の商用電力との系統連系技術に加え、太陽光発電、風力発電の施工実績、価格競争力が評価されたものです。本年11月末に着工し、2004年3月完成予定、受注金額は約1億円。

  本システムは、風力発電(40kW)、太陽光発電(20kW)、バイオマス発電(20kW)の3つの自然エネルギー発電システムを統合したもので、国内初の設置となります。最大出力合計80kWの発電設備を、同大学内総合研究センター内に設置し、学内の変電所に連系するものです。出力が変動する各々の発電特性を分析する計測装置や、学生への教育効果を目的とした表示装置も同センター内に設置します。発電した電力は全て校内の照明、空調等へ有効利用されます。

  風力・太陽光発電は、季節や昼夜、気象条件等によって発電量が大きく変動しますが、木くずを炉で蒸し焼きにして発生する可燃性ガスで発電機を回すバイオマス発電(※)を組み合わせることによって、自然エネルギーだけで、安定した電力の確保が可能となります。

  また従来型の自然エネルギー発電では、山間、海岸など立地が限定されますが、本システムでは都市近郊設置が可能で、建設・送電・メンテナンスのコスト削減が期待されます。

  この実験で、これらのメリットが実証されれば、今後自然エネルギー指向の自治体・企業等の導入が拡大すると考えられ、「都市近郊型 自然エネルギー・トリプルハイブリッド発電システム」が環境関連事業の新しい分野として成長するものと期待しています。

  なお、足利工業大学では、幅広い自然エネルギーの研究を「総合研究センター(センター長:牛山泉教授)」が主に行っており、同校内の「風と光の広場」では、研究設備として多様な風力発電、太陽光発電及び採光設備等の新エネルギー設備が設置され、一般公開されています。

  ※木くずなどのバイオマスは、燃焼しても二酸化炭素を大気中から光合成で吸収した分しか放出せず、大気中の二酸化炭素を増加させないという特性(カーボンニュートラル)がある。

<本件に関する問い合わせ先>
新エネルギーシステム部
TEL:03-3454-7364