ニュースリリース

ヘリコプターによる鉄塔解体用治具(R・E・G)の開発

ヘリコプターによる撤去作業   当社は、関西電力(株)本店より受注した白川線除却工事(77kV、亘長21.6km、鉄塔64基、電力線ACSR160mu、地線 U-OPAC55mu)において、関西電力(株)奈良電力所、中日本航空(株)のご協力を頂き、ヘリコプタ−による鉄塔解体治具の開発を行い、実用化いたしました。

  従来より、ヘリコプターによる鉄塔の解体は検討されていましたが、白川線のように解体鉄塔の主柱材が内付きとなっている場合、解体上部材を内側で受けジョイントをフリーにすることが大変難しい問題でした。
  今回開発したR・E・G(Re-Erection Guide)はこの問題を解消する解体対象鉄塔の主柱材内付きジョイント個所の切り離し対応治具として開発され、このたび受注した白川線で条件の違う6基の鉄塔にて実証を行い、すべての場所で使用できることが確認されました。

解体用治具   本工法はR・E・Gを解体する鉄塔に取り付け、4脚のジョイントボールトを外し、仮あずけした上部塔体をヘリコプターで一気に吊り上げ、ヘリポートまで運搬し基地で鉄塔解体する工法です。ヘリコプターの能力にもよりますが、高さ20m(重量5t)程度の鉄塔は2分割で搬出できるので、解体工具(台棒、ウインチ等)の運搬省力化や工期短縮が可能となります。

  また、本治具(R・E・G)は今回のように急峻な山岳地で、解体した鉄塔部材の現地一時保管も困難な場所や、用地制約等で作業用地の確保が困難な場所、また搬出手段がヘリコプターに限定されるような場所での作業において大きな効果を発揮し、今後増加が見込まれる鉄塔の撤去工事において活用が期待されています。

  なお本工法については、特許出願予定です。

実証した現場 白川線除却工事 NO11、29、30、31、33、40 計6基
工事場所 奈良県吉野郡上北山村〜天川村
実証日時 平成16年9月1日、2日、8日、9日
開発部門 電力事業部 送電線部


<本件に関する問い合わせ先>
電力事業部 送電線部
TEL:06-6537-3660