ニュースリリース

アルミ導体工事における工期短縮工法


  住友電設鰍ヘ、アルミ導体工事において新工法にて施工し、工期の短縮に成功いたしました。

  アルミ導体工事は、ドラムに巻いたケーブルと異なり5〜6mの短い導体を溶接によって現場接続する必要があります。今回施工した厚み50mmのアルミ導体の場合、溶接量が2〜3kgとなり、溶接接続作業が1箇所に数時間も要するため、導体の溶接作業=溶接量は全体工程を左右する大きな要素となります。
  従来の現場にて導体を一本ずつ据付、同時に溶接で接続する工法では、多導体敷設となる部分は溶接作業員が入れなくなるため、溶接順序も制限され、工期も長くなり、多くの人員も必要となるため工事費も高くなるデメリットがありました。
   しかし今回の工法では、多導体敷設の導体をプレハブにてブロック化し、現場に搬入することで導体溶接工程と据付時間を大幅に短縮することができました。さらに現場での溶接も薄板による分割溶接方式を採用することで現場溶接量を大幅に低減させ、全体として40%の現場工期短縮と工事費の低減を可能にしました。

アルミ溶接風景
アルミ溶接風景
  分割溶接方式
分割溶接方式



  アルミ導体は、電気炉での製鉄や苛性ソーダ製造の電解プラント、カーボン電極の黒鉛化炉、アルミ、銅、亜鉛等の製錬設備等、通常のケーブルでは流すことができない10,000A以上の大容量電流が必要な設備に使用されています。

  今後は、当工法を標準工法としさらなる工期短縮と費用低減に取り組む計画。
   また、弊社はこのような大電流母線だけでなく、その関連設備の設計から施工の国内トップ企業として、核融合発電実験設備(ITER等)の大電流リアクトルやシャントの特殊機器納入拡大に向け、引き続き取り組んでまいります。

<本件に関する問い合わせ先>
電力事業部変電部
TEL:06-6537-3690