2019.11.11 リリース

クラウドPBXと連携したナースコールシステムを構築

 住友電設は、クラウドサービス上の仮想PBX(電話交換機)と弊社ナースコールシステム(スマートフォンゲートウエイ以下、SGW)を連携したシステムを構築し、リハビリテーション病院に納入いたしました。

 近年のナースコールシステムは、ナースコールからの呼び出し先がPHSからスマートフォンになったことにより、ナースコールからの呼び出しタイミングの遅れによる業務負荷の偏りがなくなる、同時にさまざまな情報を提供することで利便性が高まるなど、スタッフの業務効率化・労働時間の削減に寄与しています。

 弊社のシステムは、端末内にvPhone-HN(以下、vPhone)というアプリケーション(以下、アプリ)をインストールすることで、ナースコールから情報を受け取るだけでなく、院内用の内線電話としても利用することができます。
 ただ、固定電話の内線や外線の発着信を利用するためには電話交換機(Private Branch eXchange:以下PBX)の設置が必要となるため、構内に設置スペースや電源設備が必要、初期コストが多く発生、構築に時間が多くかかるというデメリットがありました。
そこで従来型のPBXではなく、クラウドサービス上の仮想PBXと弊社のシステム(SGW)を連携したナースコールシステムを構築いたしました。

 今回、リハビリテーション病院に導入したナースコールシステムは、電話システムはNTTネオメイト社の「AQStageクラウドPBX」、またナースコール連携には当社のSGWを採用し、NTT 西日本経由で構築しました。
構築前には、NTTの実回線を利用しvPhoneと「AQStageクラウドPBX」やvPhoneと多機能固定電話機との通信確認をはじめ、無線の電波状況の確認等を実施した結果、従来のクラウドPBX用の電話アプリよりも音声品質が高いことが確認できました。
 
 クラウドPBX は初期コストが少なく、数年後のPBX 更改も不要となるため、医療施設や老人介護施設の運用に適しています。今回の当社のSGWとの接続実績を基に、今後は、クラウドPBXとの連携により、多くの案件受注を目指してまいります。
 
以 上

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