2022.01.05 リリース

社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

 新年明けましておめでとうございます。
 新しい年を皆さんと共に元気に迎えられたことを心よりうれしく思います。
また、昨年一年間、皆さん一人ひとりが国内外のそれぞれの職場で、全力を尽くして業務に励んでいただいたことに、心より感謝いたします。

昨年を振り返って
 昨年を振り返ってみますと、新年を迎えて間もない1月初旬に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発出がなされ、その後も解除と再発出が繰り返されるなど、同感染症対応に終始した1年となりました。
 このような厳しい事業環境の下、2021年度上期の連結業績は、受注高は過去最高値、売上高も非常に高いレベルの業績を残すことができました。住友電設グループ社員の皆さんのこの1年間の業務遂行に対する真摯な取組みに、改めて社長として感謝の意を表します。

本年の要望
 2022年は「VISION24」の中間地点にあたり、着地点を見極める重要な年でもあります。そこで本年は皆さんに次の2点について真摯に取組むことを要望いたします。 
 
(1)チーム住友電設をさ らに進展させよう
 「VISION24」は、「守り」から「攻め」への転換により、新たな成長戦略と総合力による持続的発展を図る中期経営計画です。全社研修施設の建設やITグランドデザインの推進など、チーム力を結集して進めているプロジェクトが大きな成果に結びつくよう遂行して下さい。
 そして、当社が「VISON24」を達成し、そこからさらに飛躍するためには、もう一歩踏み込んだ取組みも大事です。社員の皆さんの「こういう会社でありたい」という思いを組織的に 形にし、声を上げ、実行していくことでさらなる成果を目指してください。

(2)変化に柔軟に対応しよう
 最近の経済動向においては、資源高やサプライチェーンに対するリスクが顕著になってきており、長期化する様相を呈しています。各部門においては、回避できるリスクは先手を打って事前に摘み取るよう努力をお願いします。
 また、昨今、よく耳にする「カーボンニュートラル」という言葉が世界中の企業や団体に急速に浸透し、社会環境や経済情勢、人々の考え方などに変化を与えつつあり、この変化に当社も無関係ではいられなくなってきています。日頃より世の中の動き、変化に敏感になるよう心掛けてください。その中にはチャンスとリスクが必ず混在しており、それらをしっかりと見極めた行動と施策の遂行をお願いします。
    
最後に
 住友電設グループのあるべき姿とは「人と技術の成長を通して、真に社会から求められる総合エンジニアリング企業を目指す」ことにあります。顧客や社会から選ばれ続けるためには、業績とともに企業の社会への貢献が一段と求められています。持続可能な社会への貢献が企業価値を一段と向上させ、社員、顧客、社会がWin-Winの関係になっていくものと考えます。
 当社は、こうした住友電設グループのあるべき姿の実現のため、「社員の行動指針」を改定することにしました。行動指針とは、あるべき姿、ありたい姿を達成するために、社員が大切にすべき価値観、姿勢を定義したものです。名称は「SEM VALUE(エスイーエム・バリュー)」としました。
 
SEM VALUE
誠実      社会のニーズに誠心誠意応えよう
チームワーク  多様性を認め合いチームの力を発揮しよう
創造      高い技術で持続可能な未来を創造しよう
  これら3つの「VALUE」は社会から求められる企業を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していきたいという思いを込めています。住友電設グループ社員の皆さんが、この3つの「VALUE」を実践していただくことを心より願っています。