2025.01.06 リリース
社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)
新年あけましておめでとうございます。
新しい年を皆さんと共に元気に迎えられたことを心よりうれしく思います。
また、昨年一年間、皆さん一人ひとりが国内外のそれぞれの職場で、全力を尽くして業務に励んでいただいたことに、心より感謝いたします。
昨年を振り返って
昨年を振り返ってみますと、各地で地震や豪雨による自然災害が発生し、防災の備えについて改めて考えさせられる一年となりました。経済活動においては、為替の乱高下や物価の上昇等、引き続き景気の先行きが不透明な状況にあります。
このような変化の激しい情勢の中、当社グループの2024年度上期の連結業績は、期首手持工事の順調な消化により売上高が上期での過去最高値を更新、利益面でも、増収に加えて採算改善が寄与し、前年同期比で大幅な増益を達成しました。当社グループ社員の皆さんの1年間の業務遂行に対する真摯な取組みに、改めて社長として感謝の意を表します。
本年の要望
本年は「VISION24」の総仕上げをすると共に、2025年度より始まる新中期経営計画および新ビジョンのスタートとなる重要な年でもあります。そこで本年は皆さんに次の2点について真摯に考え、取り組むことを要望いたします。
- VISION24達成に向けて、最後まで着実に結果を積み重ねよう
2024年度もあと3ヶ月となり、VISION24の仕上げに向けてラストスパートの時期に入りましたが、5年前に掲げた、受注・売上2,000億円、経常利益150億円、経常利益率7.5%、ROE10%という目標に加えて、経常利益は昨年10月に業績予想を160億円へ上方修正しました。これまで国内外の大型データセンターや大阪・関西万博、再生可能エネルギー案件、グロサポなど、大型案件や新規事業に挑戦し、実績を積み上げてきた我々にとって、成し遂げられる目標だと思います。
- 新たな目標に向けて培った技術を役立てよう
2025年度からは新たな中期経営計画がスタートします。計画の詳細は現在策定中ですが、VISION24で成長した分野をさらに伸ばし、新規事業や事業拡大に取り組むとともに、技術の継承や人手不足等、業界的、全社横断的な課題について対策を練る形で進めています。振り返ると、VISION24期間で当社のポテンシャルは大いに発展しましたが、それらの技術やノウハウを、次の中期経営計画でも発揮、展開することで、さらなる成長を遂げたいと考えています。
最後に
冒頭で述べたように、温暖化等の気候変動は、酷暑や豪雨災害といった形で我々の事業にも影響を及ぼしています。その中で、当社は再生可能エネルギー事業の設計・施工に取り組むほか、TCFDに賛同し、CO₂の排出削減目標を立てる等、環境面にも配慮した経営で社会に貢献しています。世の中の環境が目まぐるしく変化する中で、常に選ばれ続ける企業グループとなるよう、社会のニーズに応え、技術力を磨き続けることが求められています。
最後になりますが、2025年は当社にも関係するイベントが多数控えています。4月に開幕する大阪・関西万博は、複数のパビリオンや場内のインフラ設備等を当社が施工しており、住友グループのパビリオン「住友館」では当社の技術に関する展示もありますので、是非とも来場して当社の技術力を体感して欲しいと思います。そして、11月には東京でデフリンピックが開催されます。当社はトータルサポートメンバーとして協賛するとともに、当社に所属するデフアスリートの皆さんの代表選出、活躍が期待されますので、チーム住友電設で盛り上げていきましょう。
以上