2021.01.05 リリース

社長年頭挨拶(社員向け挨拶要旨)

 新年明けましておめでとうございます。 新しい年を皆さんと共に元気に迎えられたことを心よりうれしく思います。
また、昨年一年間、皆さん一人ひとりが国内外のそれぞれの職場で、全力を尽くして業務に励んでいただいたことに心より感謝いたします。

 昨年を振り返ってみますと、世界情勢は、新型コロナウイルス感染症の蔓延により激変した一年となりました。感染拡大の抑制を目的とした渡航制限や外出制限などが実施され、人やモノの交流が制限される中で、世界経済は歴史的な低迷に陥り、日本国内も経済活動の水準は低迷し先行きが不透明な一年となりました。

本年の要望
 安全品質活動は、繰り返し申し上げてきたように、事業の根幹であり、最優先課題です。
昨年度、安全品質強化運動を展開し、当社の安全行動の指針としての基本ルールを制定しました。この基本ルールを日常活用し続けることで習慣化させ、当社の風土として定着させ、そこから安全文化を醸成させなければなりません。
 コンプライアンスに関しては、「利益とコンプライアンスが対立するような場合には、必ずコンプライアンスを優先する」という当社の基本方針を再確認し、不正を許さない職場のムード作りと風通しの良い職場環境づくりを徹底させましょう。

 さて、本年は2020年度よりスタートしたVISION24の各種重点施策を軌道に乗せる上での、重要な年であります。そこで本年は皆さんに次の2点の取組みを要望いたします。

(1)成果を出した各施策のレベルアップを図ろう
 会社が成長発展するには、Vision19までの中期経営計画で成果を出した各施策についても、更にレベルアップすることが重要です。
 具体的には、過去の中期経営計画の方針である「安定した収益体質の構築」「質の高いエンジニアリング企業への飛躍」の達成の原動力となった施策について、過去の成果要因を分析し、改善のレベルを上げ、更に強い会社へと発展させましょう。

(2)新しいことへの挑戦で成長しよう
 VISION24のテーマである「新たな成長戦略と総合力で持続的発展を!」には、当社を取り巻く環境が目覚ましく変化していくなか、既存の技術の向上や新規事業への参入など、未来を見据えて「守り」から「攻め」へと挑戦していく意味も込められています。
 また、新たな取組みとして、情報通信部門での新規事業創出に向けたプロジェクトやITの側面から「働き方改革」を推進する上で必要な全社ITグランドデザインの検討、新技術の知識習得など社員教育の充実を図るため研修施設の建設プロジェクトなどを既にスタートさせました。
 各部門おいても、それぞれの部門で掲げた成長戦略を軸に中長期的な事業展開をしっかり見据え、また時間軸を定めて計画達成に向け積極的に取組んでください。

 住友電設グループのあるべき姿は、「人と技術の成長を通して、真に社会から求められる総合エンジニアリング企業を目指す」であります。この言葉に込められた意味は、創造性豊かな人材と高い技術力で付加価値の高いトータルサービスを顧客に提供することで、常に選ばれ続ける企業グループを目指すということです。
 総合設備工事業である当社の財産は社員の皆さんであり、事業を拡大させるには社員一人ひとりが専門性や個人力を磨くと共に社員の皆さんの力を結集し総合力を高める必要があります。

 現在はコロナ禍により、物理的に「会えない」「交流できない」などの制約がありますが、こういう状況だからこそ、情報や思いを「密」にする必要があります。相手の思いや気持ちについて、一歩踏み込んだ深いコミュニケーションの実践が重要です。まだまだ緊張を強いられる日々が続きますが、コミュニケーションの取り方に知恵をしぼり、結束力を強め、オール住友電設で“コロナ”を乗り切りましょう。

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