人材育成
人材育成方針
当社は、「人材の育成~プロ集団へ」を教育理念とし、次の「基本方針」に基づき、社員一人ひとりが「プロ集団」の一員となるべく、教育体系を構築しています。
人材育成基本方針
- 技術・能力開発の推進
- 個々人の力が発揮できる仕組み・風土作り
- マルチエンジニアの育成
- グローバル人材の育成
また、2020年度から始まった中期経営計画(VISION24)においても、「人材の確保・育成と働き方改革」を重点項目の一つに掲げ、教育のさらなる拡充に努めています。
全社教育体系の構築
従来型の知識教育や資格取得支援に加え、「問題を発見する能力」「問題の真因に迫り、課題を分類・整理する能力」「問題・課題を解決する能力」などの能力開発に重点を置いた教育を展開しています。
具体的には、「階層別研修」や各種「専門コース」と、各部門の事業に即した内容で実施するOJTを含む「部門別教育」を有機的に結合させ、全社一体となって人材育成に取り組んでいます。
2020年度より、配属直後の新人の育成効果を高めるために、「OJT指導員・対象者研修」を新たに導入しました。また、新型コロナウイルス感染症対策や新しい働き方の観点から、Webを使った研修やeラーニングなどのオンライン教育も積極的に取り入れ、社員教育を止めない取組みを進めております。
女性社員のキャリア形成支援
2022年度より新たに、女性社員がいきいきと活躍するためのキャリアプランを作成する研修をスタートしました。
部下と上司それぞれの研修を連動させ、ともに具体的なキャリアプランを考え、職場で求められるスキルや積むべき経験を明確化することで本人のキャリアアップに繋げ、女性社員のロールモデルを育成してまいります。
グローバル人材の育成
当社グループにおける主軸のひとつである海外事業の安定した継続のため、「トレーニー派遣(期間1年)」、「キャリアアップ派遣(期間2年)」などの海外派遣制度により、グローバルに活躍できる人材の育成に注力しています。日本とは異なる海外での業務を経験させるとともに、異文化の理解やグローバルなコミュニケーションスキルを向上させることで、国内外の柔軟なローテーションを可能にし、将来の海外グループ会社の幹部候補となる人材の育成につなげています。
また、海外グループ会社の事業基盤強化、事業領域拡大、ローカル化の推進に向け、経営的視点で考え行動するグローバル人材の育成を目的に、現地駐在員およびナショナルスタッフの幹部社員を対象とした幹部育成研修も実施しています。
全社研修施設の新設
当社として初の教育に特化した研修施設「住友電設 川崎テクニカルセンター」が完成し、2023年4月1日から本稼働しました。
座学研修はもとより、電気設備をはじめ電力設備、情報通信設備、空調給排水設備など各種技術について実機を使って学ぶことができる他、VR危険体感設備等を備えた安全危険体感室も設置しており、実践的な技術および専門知識が習得できます。
今後は、新入社員研修をはじめ、全社教育の拠点としての活用してまいります。